いちのみや

いちのみや
I
いちのみや【一の宮】
(1)「一の御子(ミコ)」に同じ。

「御袴着のこと, ~の奉りしに劣らず…いみじうせさせ給ふ/源氏(桐壺)」

(2)平安末期から中世にかけて, 民間でつけられた社格の一種。 由緒正しく最も信仰のあつい神社で, その国で第一位とされたもの。 武蔵国の氷川神社, 下総(シモウサ)国の香取神宮など。 現在, 各地に地名として残る。
II
いちのみや【一宮】
(1)愛知県北西部, 濃尾平野中部の市。 尾張一の宮の真清田(マスミダ)神社の門前町・市場町として発展。 毛織物工業が発達し, 繊維問屋が多い。
(2)愛知県南東部, 宝飯(ホイ)郡の町。 三河一の宮の砥鹿(トガ)神社がある。
(3)千葉県東部, 長生郡の町。 上総一の宮の玉前(タマサキ)神社がある。
(4)山梨県中部, 東八代郡の町。 甲斐一の宮の浅間(センゲン)神社がある。
(5)兵庫県西部, 宍粟(シソウ)郡の町。 播磨一の宮の伊和(イワ)神社がある。
(6)兵庫県淡路島西部, 津名郡の町。 淡路一の宮の伊弉諾(イザナギ)神宮がある。
III
いちのみや【一宮】
姓氏の一。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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